勇気一つを友にしてっていう歌

あるでしょ。
あれトラウマソングって人も多いと思うんですよね。
いい曲なんだけど、歌詞がね。

別にトラウマってこともないんだけど、”勇気出して飛んだのに死んじゃう” っていうオチがね。

“勇気出さない方が良いじゃん” って。
この歌のせいで僕は何事も慎重に石橋を叩いて渡る性格になってしまったといっても過言ではない。

んで気になったのでこのイカロスの話をちょっと調べてみた。

概ねこんな感じの内容でした。


イカロスの父で細工の名人であったダイダロスがミノス王から見放され、息子のイカロスと共に、ある塔に閉じ込められてしまった。
その塔を抜け出すために鳥の羽を集めて大きな翼を造った。大きい羽は糸でとめ、小さい羽は蝋でとめた。
父ダイダロスは、息子のイカロスに言う。
「イカロスよ、空の中くらいの高さを飛ぶのだよ。あまり低く飛ぶと霧が翼の邪魔をするし、あまり高く飛ぶと、太陽の熱で溶けてしまうから。」
二人は飛んだ。
イカロスは調子に乗ってしまった。父の忠告を忘れ、高く、高く飛んでしまった。
太陽に近づくと羽をとめた蝋が溶けてしまった。イカロスは羽を失い、青海原に落ちてしまった。


…親父、小さい羽も糸で止めればよかったんじゃない?

というのは置いといて、なんか印象が違う。

勝手な想像だったかもしれないけど、イカロスは空を飛ぶことに憧れる青年。のような印象でした。僕は。

でも実際は、”プリズンブレイクのために親父が作ってくれた道具で調子に乗っちゃって間違った使い方をして死んじゃった” って話じゃん。。

なんというドラえもんの”のび太”感。

“勇気” 関係ないよね。

もっと早くこのことに気がついていれば、僕も勇気一つを友にして太陽目指して飛んでいたかもしれない。